立憲民主党の蓮舫参院議員は河井克行・杏里夫妻による参院選挙での大量買収事件で、金銭を受け取った広島県の自治体議員らが五月雨式に議員辞職し、補選が相次いでいる事態に「補選は税金で行われます。自民党国会議員夫婦の政治とカネ問題をなぜ広島の方々が負担するのでしょう」とツイッターで疑問を投げ「この後も県議や市議の補選が続くとのこと。五月雨式に辞職するのではなく同時に辞め、補選の数を絞るべきではないでしょうか」と15日までに発信した。
河井夫婦による選挙買収に関しては受領した地元自治体の議員らのうち34人が公職選挙法違反で14日に起訴された。14日までに13人は議員辞職している。これを受けた自治体の補欠選挙が実施、あるいは実施予定になっている。
例えば広島市議補欠選挙(安芸区、定数1)では今月11日告示され、20日に投開票を迎える。同補欠選挙(安佐北区、定数2)は来月15日に告示され、24日に投開票の日程で実施される。大竹市では市長選挙(6月12日告示、19日投開票)に合わせ、市議の補欠選挙が実施される。今後、河井夫妻による買収事件に絡み、現職議員が辞職や失職に追い込まれれば新たに補選の事態が生まれることになる。(編集担当:森高龍二)