岸田文雄総理は18日、都内で催された「緑の式典」に出席し「緑をしっかり守り育てる取り組みを進め、かけがえのない緑を、次の世代へと引き継いでいきたい」と式辞を述べた。
岸田総理は「我が国の森林は国土の約3分の2を占め、国土の保全、水源の涵養などの恩恵を広く国民にもたらしている」と語り「先人のたゆまぬ努力で育まれたものであり、着実にその資源量は充実してきた」とアピール。
岸田総理は「将来世代のためにも、人類共通の課題である気候変動対策への取り組みが求められる中、森林を温室効果ガス吸収源として機能させていく重要性が国際的にも強調されている」とした。
そのうえで「2050年カーボンニュートラルの目標実現に向け、炭素を貯蔵する木材の利用拡大を図りつつ、成長の旺盛な若い森林を造成することにより、切って、使って、植える、循環利用を確立していくことが期待されている」と述べた。
岸田総理は「森林は心豊かな暮らしに欠かせないもの。これからも国民の皆様と共に、緑をしっかりと守り育てる取り組みを進め、かけがえのない緑を次の世代へと引き継いでいきたい」と森林の緑をしっかり、守り、育てる取り組みを進めていくとした。(編集担当:森高龍二)