北が3発ミサイル発射、ICBMの可能性も

2022年05月26日 06:13

 防衛省は25日、同日午前5時59分ころ、北朝鮮が西岸付近から1発の弾道ミサイルを発射。最高高度約550キロメートル程度で約300キロメートル程度飛翔し、我が国排他的経済水域外に落下したと推定されると発表した。

 また、43分後の午前6時42分ころに同じ西岸付近から弾道ミサイル1発が発射され、最高高度約50キロメートル、約750キロメートル程度を「変則軌道」で飛翔し、我が国の排他的経済水域外に落下したと推定されると発表。ほかにもミサイルを発射した可能性があるとしている。

 防衛省は「一連の北朝鮮の行動は我が国、地域及び国際社会の平和と安全を脅かすもの。またウクライナへの侵略が発生している中で、立て続けにミサイルを発射していることは許されない。このような弾道ミサイル発射は関連する安保理決議に違反するもの」として「強く非難する」としている。

 聯合ニュースは韓国軍合同参謀本部が「北朝鮮が午前6時と同37分、42分ころに平壌・順安から朝鮮半島東の東海上に弾道ミサイルを発射したと明らかにした」と報じた。聯合ニュースは「北朝鮮が順安飛行場でICBMの発射準備をしていたことから、発射されたミサイルはICBMの可能性があるとしている。また発射の狙いについてはバイデン米大統領による米韓首脳会談、米日首脳会談への『武力示威』との見方を伝えた。(編集担当:森高龍二)