岸田総理が死傷者多数のソウル雑踏事故に見舞い

2022年11月02日 06:21

 岸田文雄総理は韓国ソウルの梨泰院(イテウォン)で発生した雑踏事故で多数の死傷者が出たことを受け、31日までにお見舞いのメッセージを発出した。「ソウル・梨泰院で発生した大変痛ましい事故により、未来ある若者をはじめとする多くの尊い命が失われたことに、大きな衝撃を受け、深い悲しみを覚えている」としている。

 そのうえで「日本政府及び日本国民を代表し、犠牲になられた方々及び御遺族に対し、心から哀悼の意を表すとともに、負傷された方々の1日も早い快復をお祈りいたします。この困難な時に貴国政府及び韓国国民に改めて連帯の意を表明します」と見舞った。

 この雑踏事故では29日夜遅くに発生、10代と20代の日本人女性2人を含む154人が亡くなった。多くは雑踏の中、窒息死だったとされている。

 聯合ニュースは韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官が31日、この事故により死傷した外国人に対しても葬儀支援や補償、弔慰金の部分で、韓国国民を対象とするものに準じる対応をする方向で検討を進めていると明らかにしたと報じた。(編集担当:森高龍二)