岸田文雄総理は7日、8日の日程で韓国を訪問、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と7日に首脳会談する。国際会議以外で日本の総理が韓国を訪問するのは野田佳彦総理以来12年ぶりとなる。裕子夫人も同行する。
聯合ニュースは「日韓首脳間でのシャトル外交の始まり」と評して報じた。大切な隣国として日韓関係の深化への期待が持たれている。日本はG7広島サミットとG7財務相・中央銀行会議に韓国を招待しており、日韓・日米韓の連携強化にも大きな波及効果が期待される。
首脳会談では両国関係改善に加え、北朝鮮問題などがテーマに上がるもよう。両首脳は3月16日の会談で、両国の首脳が形式にとらわれず頻繁に訪問する「シャトル外交」の再開で一致。「日韓両国が共に裨益するような協力を進めるべく、政治・経済・文化など多岐にわたる分野で政府間の意思疎通を活性化していくこと」「サプライチェーンの強靭化や機微技術流出対策など日韓両国が共に直面する課題を解決するため、日韓間で経済安全保障に関する協議を立ち上げることでも一致していた」。(編集担当:森高龍二)