今春学卒者の初任給を前年の初任給に据置いた事業所が91.8%と過去最高になった。2年連続して9割を超えた。
これは日本経済団体連合会が加盟会員企業と東京経営者協会会員企業合わせて1921社を対象にアンケートし、488社から有効回答を得たもの。このうち従業員500人以上の事業所が全体の78.9%を占めている。
それによると、学歴別の初任給の上昇率は0%(中学卒現業系)から0.2%(大学卒事務系)内にとどまり、ほぼ横ばい。金額では中学卒現業系で14万807円、高校卒事務系で16万2805円、短大卒事務系で17万3659円、高専卒技術系で18万2390円、大学卒事務系で20万8647円、大学院卒事務系で22万5768円だった。
(編集担当:福角忠夫)