行政窓口のデジタル化に取組んでいる福岡市を27日訪ねた岸田文雄総理は、デジタル化優良事例の紹介を積極的に行うことで全国的な横展開で、デジタル化の推進に拍車をかけたい考えをアピールした。
岸田総理は「役所に行く必要がない行政サービスの実現に取組まれている福岡市の先進的なデジタル化の取組みを拝見させていただいた。また体験もさせていただき、利便性を実感した」と語った。
そのうえで「政府としては、こうした窓口DX(デジタル・トランスフォーメーション)を含め、優良事例を実現するシステムのカタログを来週にも公表し、全国に早急に横展開するべく、デジタル田園都市国家構想交付金など各種支援策を拡充していく」と語った。
一方、紙の健康保険証廃止に関しては「明日(28日)の視察等を通じて、医療関係者など現場の意見を伺いながら対応を考えていきたいと思っている」とした。(編集担当:森高龍二)