木原稔防衛大臣は4日に米国・ワシントンで日米防衛相会談に臨む。木原大臣はオースティン米国防長官と9月28日電話会談した際「日米同盟の抑止力・対処力の強化に向けた取組みについて議論し、反撃能力の効果的な運用を含めた日米同盟の役割・任務・能力に係る議論を更に進捗させていくことを確認した」としており、日米同盟関係をより深化させる意向だ。
28日の会見時には中国を念頭に「インド太平洋地域において、力による一方的な現状変更やその試みを抑止するために、これまで以上に日米で緊密に連携をしていくことを確認した」と述べていた。
また北朝鮮情勢に関しても「日米韓における防衛協力をさらに推進していくことで一致した」とし「米軍の態勢の取組みの実施、米軍再編計画の着実な進展のために引き続き日米で緊密に協力していくことでも一致した」としていた。
木原大臣は北朝鮮の情勢に関して「北朝鮮の核・ミサイルを巡る状況を含めて、地域の安全保障環境が格段に厳しさを増す中にあって、日米韓の防衛協力は重要で3か国の防衛協力を推進していくことで一致している」と述べた。会談の内容、成果のできる限りの公表・透明性の確保が求められる。(編集担当:森高龍二)