膨らみ続ける大阪・関西万博をめぐる費用に開催そのものにも賛否の声が出る中、開催500日前の11月30日から「前売り入場券」の販売が始まった。
岸田文雄総理は、これに合わせビデオメッセージで「未来を切り開く万博をつくっていきましょう!」と呼びかけた。
岸田総理は「大阪・関西万博は実質的にコロナ後で初となる万博」とし「近年の万博は参加、体験、行動する万博へと変化している。『内向き』となりがちなこの時代に、世界中の人々に直接、対面で万博に参加していただき、交流を深め、世界の未来について思いを巡らし、課題解決に向けて共に行動する契機としたいと思います」と開催を意義付けた。
そのうえで「私も楽しみにしている」とし「入場券を購入する」と語り「是非、日本全国、そして世界から多くの人にお越しいただくことを願っています」とメッセージを発信した。
岸田総理は「開幕まで500日、大阪・関西万博の成功に向け、関係自治体や経済界とも連携し政府一丸となって準備や機運醸成を進めてまいります」と官民連携での成功を目指す姿勢をアピールした。
万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、2025年4月13日~10月13日までの184日間、大阪・夢洲を会場に開催。「未来社会の実験場」をコンセプトにしている。入場料は18歳以上の場合、前売り「超早期購入割引」(24年10月6日まで)1日券が6000円、、会期中は7500円など。(編集担当:森高龍二)