マグニチュード同じも地形的問題が非常に大きい

2024年01月22日 13:11

 土屋復興大臣は19日の記者会見で能登半島地震やこれまでの地震を踏まえ「東日本大震災も熊本地震も今回の能登の地震も、全くマグニチュードが同じであったとしても、地形的な問題というのが非常に複雑に絡んでいるのかなというのを痛切に感じている」と語った。

 そのうえで「今後の災害ということに関しては、改めてそういうことも加味しながら災害が起きた時に何から手を付けて、どういうふうにしていったらいいかというのはしっかり検証していかなきゃいけないのかなと感じている」と述べ、地域特性を踏まえた対応の必要を強調した。

 能登半島地震では半島であることがネックになり、被災者救済へのアクセスに特に時間を要し、道路寸断などで孤立する集落が多数発生、救援物資搬入や被災地からの避難にも時間を要した。

 今回の地震では石川県で232人が亡くなり負傷者は新潟、富山、石川3県で重傷者257人を含む1006人に上った=いずれも19日午前7時30分現在。(編集担当:森高龍二)