北朝鮮が18日午前7時44分ごろ、平壌付近から3発の弾道ミサイルを北東方向へ発射した。2月14日以来の発射になる。林芳正官房長官は記者会見で「詳細は分析中だが、ミサイルは約350キロ飛翔後に我が国の排他的経済水域外に落下したと推定される」と述べた。
林官房長官は「我が国として北朝鮮に対し北京の大使館ルートを通じて厳重に抗議し、強く非難した」と述べた。「政府として、北朝鮮の軍事動向については重大な関心を持って情報収集に努めている。米国、韓国と緊密に連携しながら必要な情報収集と分析に努め、警戒監視に全力を挙げていく」と述べた。
林官房長官は「北朝鮮は偵察衛星3基を本年に打ち上げる旨を発表している。今後、打ち上げを目的とした発射を強行する打ち上げはあるものと考えている」とした。韓国の聯合ニュースは「飛行距離から韓国にある主な軍事施設への攻撃を念頭に置いたものとみられる」と伝えた。(編集担当:森高龍二)