政権に厳しい審判、維新にも厳しい審判と小池氏

2024年04月30日 06:17

 日本共産党の小池晃書記局長は28日、衆院3選挙区補欠選挙の結果を受け「岸田自公政権に対する有権者の厳しい審判が下されたもの。あわせて補完勢力である日本維新の会にも厳しい審判が下った」との受け止めを示した。

 今回の選挙では与野党一騎打ちの島根1区をはじめ日本維新の会と立憲民主党の一騎打ちになった長崎3区、9人が乱立した東京15区ともに、立憲民主党候補が勝利した。

3選挙区共に日本共産党も支援した。小池氏は「選挙勝利のために奮闘した党支持者、党員の皆さんと市民と野党の共闘に尽力されたすべての皆さんに心から敬意を表します」と謝辞。

 そのうえで、小池氏は「今後の国会で裏金問題、深刻さを増すくらしと経済の問題、憲法をふみにじる大軍拡でも岸田政権の政治責任を追及し、解散総選挙に追い込んでいく」と述べた。

 小池氏は「自民党政治を終わらせ、希望ある政治をつくりあげるため、国民的な運動を全国で広げていく。来るべき総選挙に向け、党躍進のために全力をあげるとともに、対等・平等、相互尊重にもとづく市民と野党の共闘の再構築に向けて力をつくす」との考えを述べ、党躍進と共闘の両立をどう図っていくのかの議論についても「よく議論していきたい」とした。(編集担当:森高龍二)