28日投開票で実施された衆議院補欠選挙は与野党一騎打ちの島根1区をはじめ日本維新の会と立憲民主党の一騎打ちになった長崎3区、9人が乱立した東京15区ともに、立憲民主党候補が議席を獲得した。
当選したのは、島根1区は亀井亜紀子氏、長崎3区は山田勝彦氏、東京15区は酒井菜摘氏。自民党は政治と金問題で東京15区、長崎3区では候補者を立てず不戦敗。保守地盤の強い島根1区のみで候補が立てたが亀井候補に大きく票をあけられた。
自民党の茂木敏充幹事長は「自民党に厳しい目が向けられており、信頼回復に努めたい」。立憲民主党の泉健太代表は「政治改革を占う選挙だった。政治改革が進まないなら信を問わなければならない」と早期の衆院解散を求めた。開票結果は以下の通り(敬称略)。
島根1区=亀井亜紀子(立憲、元)8万2691票、錦織功政(自民・推薦:公明、新)5万7897票
長崎3区=山田勝彦(立憲・推薦:社民、前)5万3381票、井上翔一朗(維新・推薦:教育、新)2万4709票
東京15区=酒井菜摘(立憲、新)4万9476票、須藤元気(無、新)2万9669票、金澤結衣(維新・推薦:教育、新)2万8461票、飯山陽(諸派、新)2万4264票、乙武洋匡(無・推薦:国民・都民、新)1万9655票、吉川里奈(参政、新)8639票、秋元司(無、元)8061票、福永活也(諸派、新)1410票、根本良輔(諸派、新)1110票。(編集担当:森高龍二)