堀井衆院議員が有権者に香典 香典の原資は何

2024年07月23日 06:43

 自民党安倍派に所属していた5年間で2196万円の裏金を受け、地元有権者へ自身名義の香典を、秘書などを通し手渡すなど違法な寄付行為をした公職選挙法違反容疑で東京地検特捜部から今月18日、家宅捜査を受け、同日、自民党を離党した堀井学衆院議員(比例北海道)。

 問題は公選法違反にとどまらず、香典の原資が「裏金」からではなかったのかにも捜査の行方が注目される。

 立憲民主党の泉健太代表は19日の記者会見で「堀井議員は裏金ランキング8番目。3月下旬に説明らしきものがあったが、『交際費など』で終わっている。領収書もない。今回、裏金捜査の過程で香典のことが分かってきたと伝えられていることを踏まえれば、領収書もない議員たちが同様の事をやっていないのか、裏金を原資に何をやっていたのかが問われる」と提起。

 裏金議員は使途を説明することが必要とし、立憲として、引き続き裏金問題真相解明を求める考えを示した。裏金問題を抜け穴だらけの政治資金規正法改正で終結させてはならないことは確かだ。(編集担当:森高龍二)