岸田文雄総理は26日、東京ビッグサイトで始まった世界最大級のプロモーションフィールド「ツーリズム・エキスポ・ジャパン2024」にビデオメッセージを寄せ「観光は我が国成長戦略の柱、地域活性化の切り札」とアピール。「2030年の目標水準である訪日客数6000万人・旅行消費額15兆円の達成も視野に入ってきた」と強調した。
岸田総理は「観光の恩恵が全国津々浦々に行きわたり、自然、文化の保全と観光との両立が図られるよう、地方への誘客促進とオーバーツーリズムの未然防止・抑制に取組み、住んでよし、訪れてよし、受け入れてよしの持続可能な観光地域づくりと観光産業の生産性・収益性向上を実現する」と語った。
岸田総理は観光の現況について「訪日外国人旅行者数は4か月連続で300万人を超え、2024年には3500万人に、訪日外国人旅行消費額は8兆円に達し、過去最高を大きく更新する勢い」と述べた。
また「本年は日米観光交流年、来年は大阪・関西万博も開催される。2030年の目標水準である訪日客数6000万人・旅行消費額15兆円の達成も視野に入ってきた」と述べた。一方で「海外旅行の回復は道半ば。諸外国の関係機関とも連携した双方向の交流拡大や次世代を牽引する青少年の交流促進等に取組む」とした。(編集担当:森高龍二)