事実上、次期総理を決めることになる自民党総裁選挙が27日実施され、1回目の選挙で過半数を得る候補が現れず、上位2人による決選投票で石破茂元幹事長が高市早苗経済安全保障担当大臣を破り、第28代自民党総裁ポストに就いた。
1回目の投票では高市氏が181票を得てトップ。次いで石破氏が154票、小泉進次郎元環境大臣が136票、林芳正官房長官が65票、小林鷹之前経済安全保障担当大臣が60票、茂木敏充幹事長が47票、上川陽子外務大臣が40票、河野太郎デジタル担当大臣が30票、加藤勝信元内閣官房長官が22票だった。
このため石破氏と高市氏による決選投票が行われ、石破氏が215票と高市氏(194票)を破り総裁ポストを射止めた。
石破氏は10月1日の臨時国会での首班指名で総理になる運びで、石破内閣を発足させる。今月中に党内人事を終える予定で、衆院解散・総選挙をどのタイミングで行うのかが注視されている。「できれば党首討論も行って総選挙してほしい」との声も聞かれている。(編集担当:森高龍二)