本格的な論戦で与野党の考えを国民の前に明確にし「衆院解散・総選挙」に突入すべきとする立憲民主党など野党と9日解散、15日公示、27日投開票での日程通りに運びたい自民党との間で駆け引きが続いている。予算委員会開催に応じられないとの政府・与党対応に『どこが誠意ある対応』と石破総理・総裁の姿勢に落胆も。
3日も自民、立憲の国対委員長が会談した。会談後のぶらさがりで立憲の笠浩史国対委員長は自民の坂本哲志国対委員長らが「予算委員会開催にはどうしても応じられない。その代わりに9日に党首討論を行い、党首討論で時間的なことで配慮すると言われた」と語った。
笠氏は「野党4党一致して、党首討論ではだめだと意見がまとまっている」とし「総理の最終判断か」との問いに「その通りです」といわれたとした。このため4日朝に野党4党の国対委員長会談を開いて対応を協議する考えだ。
笠氏は「(石破総理は)あれほど予算委員会を開かなければならないとおっしゃっていたわけなのに、これも実行しないとなるとのいうのは・・・、どこが本当に誠意ある対応なのか、極めて遺憾と指摘せざるを得ません」と総理に強く落胆した。(編集担当:森高龍二)