歴代総理と対応変わらず 靖国例大祭に真榊奉納

2024年10月18日 06:28

 衆院議員、自民党総裁、総理とそれぞれの立場を踏まえて対応する石破茂氏であっても、A級戦犯を合祀する靖国神社への対応は歴代総理の対応と変わることなく、秋の例大祭(17日~19日)に「内閣総理大臣 石破茂」として真榊を奉納した。費用は私費。これまでの総理同様、参拝は見送る意向。

 一方、村上誠一郎総務大臣は閣議後の記者会見時に記者団が例大祭に参拝や供え物(真榊奉納)をするのか、との問いに答え「 私は今まで公的な立場になったときは行ったことはございません。それは、それぞれ人の価値観と関係すると思いますが、私は、自分の考えとしては、公の立場にあるときは慎重にすべきではないかと考えております」と明言している。

 ネット上では「石破さんって、良くも悪くも信念強くて、本人の考えを押し通す人かなと思っていたけど、何かイメージが変わってしまった。元々こうした人かも知れないし、何か上手くやるために色々な人に合わせているようにも見えてしまう」との声も。

 一方、超党派でつくる「みんなで靖国神社に参拝する国会議員連盟」は衆議院議員選挙中として一斉参拝は延期する。ネットでは「選挙気にして行ったり行かなかったりする態度のほうが一貫性ないと思うけどね。やっぱり靖国利用の政治家って嫌だなって思うだけ」との声も上がっている。昭和天皇は靖国神社にA級戦犯が合祀されて以来、参拝されていない。それ以降、上皇も今上天皇も参拝をされていない。(編集担当:森高龍二)