中谷元防衛大臣は21日のADMMプラス(拡大ASEAN国防相会議)や二国間会談などに臨むため20日、ラオスに入った。中谷大臣は「インド太平洋地域の国防大臣等が一堂に会するADMMプラスは地域の安全保障上の課題などについて各国との意見交換を通じ、我が国の考えを発信する非常に有意義な機会」と記者団に語った。
中谷大臣は19日の記者会見で「地域や国際社会を取り巻く安全保障環境についてしっかり議論し、ASEANを中心とした安全保障協力、また地域の連携の重要性を各国に訴えたい」と強調。
中谷大臣は「ASEANの加盟国、それにインド太平洋地域の19か国の国防大臣級が出席する会議であり、非常に広域の安全保障課題、また防衛協力・交流などについて議論を行うことが可能だ」と述べた。
また「二国間や多国間の防衛相会談も行うので各国との懸案になっている問題や防衛協力・交流の推進についても意見交換する。『自由で開かれたインド太平洋』実現のため法の支配、海洋安全保障の強化といった分野をはじめとして、ASEAN地域をはじめ世界各国と防衛協力を緊密に積極的に取り組んでいく機会にしたい」とした。(編集担当:森高龍二)