トランプ次期米大統領との早期会談最終調整段階

2025年01月15日 06:34

 石破茂総理は13日の記者会見で今週就任するトランプ米大統領との会談に向けての米国訪問時期について「確実に決定したわけではないが、トランプ次期政権発足後、最もふさわしい時期に、最もふさわしい形で行うということで、早期実現を目指し最終的な調整を行っていると承知している」と最終調整に入っているとした。

 石破総理は「岩屋毅外務大臣が(今月20日に行われる)トランプ大統領就任式に出席する。そこで日程について話し合いがされるということかもしれない」と述べ「今の時点で断定的なことは申し上げられませんが、早期実現というものを目指して努力していきたい。その点においては合衆国と我が国において一致をみているというふうに考えている」と繰り返し、早期の会談実現へ調整していると強調した。

 一方、USスチール問題について、石破総理は「同日の日米比首脳テレビ会談で日本のみならず、アメリカ経済界からも強い懸念の声が上がっていることを当然、バイデン大統領も認識していると思いますが伝えた。そういう懸念というものが両国に広がっており、この払拭というものを強く求めるということを私の方から発言した」と今回の問題への懸念を伝えた旨を述べた。(編集担当:森高龍二)