トランプ政権でも日米関係更なる高みへ 外相

2025年01月09日 06:39

画・日米FTA、米国は強い意欲。日本はTPP11優先て_交渉優位の戦略か

岩屋毅外務大臣はブリンケン米国国務長官とのワーキング・ランチ後の7日夕の記者会見で「地域情勢や安全保障、経済、同志国連携といった幅広い分野にわたり意見交換を行い、かつてなく強固になった日米関係を今後とも維持・強化していくことの重要性を確認した」と語った

 岩屋毅外務大臣はブリンケン米国国務長官とのワーキング・ランチ後の7日夕の記者会見で「地域情勢や安全保障、経済、同志国連携といった幅広い分野にわたり意見交換を行い、かつてなく強固になった日米関係を今後とも維持・強化していくことの重要性を確認した」と語った。

 また「ブリンケン米国務長官の、この4年間に及ぶ日米同盟強化のための御尽力、国際情勢に対する果断な対応に対し心から敬意を表したいと感謝申し上げたいと思う」と述べた。

 そのうえで「今月、米国で第二期トランプ政権が発足します。トランプ次期政権との間でも率直に議論を行い、強固な信頼関係・協力関係を構築していきたい。日米同盟は我が国の外交・安全保障政策の基軸。これを更なる高みに引き上げていく努力を行っていきたい」と語った。

 岩屋外相は「ウクライナではロシアによる侵略が継続しております。昨日の北朝鮮による弾道ミサイル発射を含め、我が国を取り巻く安全保障環境も一層厳しさを増しております。日米同盟を基軸に、同盟国・同志国との連携を進め、自由で開かれたインド太平洋のビジョンの下に、法の支配に基づく国際秩序の堅持に向けて、あるいは再構築に向けて、しっかり役割を果たしていきたい」と強調した。(編集担当:森高龍二)