究極のBMWサルーンBMW ALPINA B8 GTが日本にも上陸する。世界限定99台リリースとなるスーパーサルーンで、日本国内では30台限定リリースとなる。
アルピナは独BMW社との信頼関係のもと、BMW車をベースとして、独自の哲学で外装、内装そしてメカニズム各所を仕立て直し、特別なスーパーモデルをつくるブランドだ。年間の生産台数は1700台程度であり、少数の愛好家向けに熟練のエンジニアが仕立てる稀少なクルマだ。すべてのアルピナ・モデルは、ベースモデルを上回るパフォーマンス与えられ、同時に快適で滑らかな乗り⼼地を実現している。
ここで紹介する新型のALPINA B8 GTは、進化型4.4リッターV型8気筒ターボエンジンを搭載。これは BMW ALPINA B5 GTにも搭載されていたユニットで、最高出力466 kW(634ps)/5500-6500rpmと最大トルク850 Nm/3500-5000rpmを発揮し、アルピナの歴史のなかで最も高出力かつ強力なエンジンとなっている。
強力なパワーユニットと相まって、アルピナのスポーツ・エキゾーストシステムは、力強い8シリンダーサウンドを奏でる。特徴的なツインテールパイプは、ブラック仕上げだ。
高トルクに最適化され組み合わせたZF製8速スポーツオートマチックトランスミッションは、レスポンスと性能の向上に重点を置き、コンフォート・モードとスポーツ・モードでそれぞれ異なる走行性能を実現している。
前後輪に駆動力を配分するトランスファーは最適化され、トルクの分配がリア寄りになっている。これに、電子制御ディファレンシャルのソフトウェアが組み合わされ、俊敏かつダイナミックなドライビングが愉しめる。
サスペンションのセットアップは、数多くのテスト走行と開発時間をかけて徹底的に最適化された。新たにフロントサスに採用したドームバルクヘッド・ストラットによりフロントエンドの剛性アップが図られ、ステアリングレスポンスと精度が向上した。ステアリングモードは、ドライバーの好みに応じて「COMFORT」、「SPORT」、「SPORT+」から任意に選択可能だ。
ボディサイズは全長×全幅×全高5092mm×1932mmm×1428mm、ホイールベース3023mmだ。ホイールはアルピナ・クラシックの鍛造21インチホイールで、組み合わせたタイヤはピレリP-zero。サイズは前245/35ZR21、後285/30ZR21である。
ALPINA B8 GTの希望小売価格(消費税込み車両本体価格)は3495.0万円(左ハンドル)、3540.0万円(右ハンドル)だ。(編集担当:吉田恒)