岩手県大船渡市の林野火事は3日現在も延焼が続き、火災発生から6日目を迎えている。喪失面積約1800ヘクタールに及ぶ。石破茂総理はこれまでに関係閣僚会議を開き「これまでに多数の建物に延焼し、多くの方々が避難されているなど、深刻な状況である」と消防・自衛隊一体となった消火活動に力を尽くすよう関係閣僚に指示している。
石破総理は「約800人の方々が避難され、避難所での滞在が長期化することも想定されている」とし防災担当大臣に「各避難所の状況を確認し、関係閣僚と連携しながら、良好な生活環境の確保に万全を尽くよう」指示。
また「住まいが火災被害に遭われた方々を中心に生活再建に向けた支援を行うことも重要」とし「岩手県では応急仮設住宅の提供に向けた調整を始めたと承知している。地元自治体からの御意見・御要望をよく聞き、様々な支援制度を活用しながら、関係閣僚が連携して生活再建を促進してください。受けられる支援の内容が分かりやすい形で被災者の皆様の下に届きますよう、地方自治体と連携した広報にも取り組むよう」指示した。(編集担当:森高龍二)