自民「解党的出直しに取組む」と総括

2025年09月03日 10:07

 自民党の参院選挙総括委員会(委員長・森山裕幹事長)は2日の両院議員総会で総括を報告。「わが党は党を一から作り直す覚悟で『解党的出直し』に取り組む」と党再生への決意を示した。

 敗因については「縮んだ自民党支持層を固めきれなかった」「無党派層への訴求力が不足した」「一部保守層が流出した」と自民支持の右派層が参政党や保守党に流れたのを踏まえたほか、物価高対策では「国民に刺さらず、争点設定も不発」「政治資金問題を巡る信頼喪失」から回復できなかったことなどを主原因とした。

 自民党HPでは、この両院議員総会で石破茂総裁は「総裁である私の責任であり、そのことから逃れることはできない。去年の総裁選挙で多くの同志や国民から『石破であれば変えてくれる』という期待をいただいたが、期待を裏切り、期待外れにより多くの同志を失うことになった、と陳謝した」としている。

その一方で「政策課題の解決に党として道筋を示すことが責任だ。責任から逃れず、しかるべき時にきちんとした決断をすることが私が果たすべき責務だ」と語ったとし、政策課題解決の道筋をつけるまで続投することが自らの総裁としての責任であると強調した旨を伝えている。(編集担当:森高龍二)