立憲民主党の野田佳彦代表は29日の記者会見で、企業・団体献金を巡る問題で石破茂総理は(自民党総裁)、8月4日の衆院予算委員会で「(自民党の)7800ある政党支部の実態を確認するため、幹事長・政調会長に指示した」との発言を受け「政党支部の実態をつかむのに、こんなに時間がかかる。政党支部って何なんだろうというふうに思わざるを得ないのが今の状況」と膝つきあわせての協議にいまだ至っていないことに、石破総裁に対し「早急な対応を」求めた。
野田氏は自民党総裁選挙の前倒しを巡る問題など自民党内の事情に一定の理解をしめしながらも「ずるずると時間ばかりが経過しているということは、まさに信頼を損ねる問題だ」と懸念した。
また記者団から、いわゆる禁止ではなく、ある意味、禁止につながる規制強化というところを求めていく上で、改めて党内に理解を求め直す必要もあるのではと問われ、野田氏は「政治改革推進本部の中でも議論を、政治改革推進本部長に事前に質問するときには趣旨をお話ししており、一応組織的にはご理解いただいてきていると思いますし、徹底が必要だったら、なお徹底をしたい」「どこかで(与野党)合意可能な解を見出す努力はしなければいけない」とした。(編集担当:森高龍二)