ホンダは、同社の人気モデルでコンパクトなSUV「VEZEL(ヴェゼル)」にスポーティな新グレード「e:HEV RS」を追加して、2025年10月24日に発売を開始した。
VEZELは、これまでのベースモデルでも2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」がもたらす低燃費で滑らかな走りや、センタータンクレイアウトによる広々とした室内空間、使い勝手の良さで好評価を得ているモデルだ。その証左に2025年度上半期車名別ランキングで軽自動車を含む総合18位、SUVで1位であった。そのコンパクトSUV「VEZEL」に、新グレード「e:HEV RS」を追加設定したというわけだ。
今回VEZELに追加となったe:HEV RSは、グランドコンセプトを「URBAN SPORT VEZEL(アーバン スポーツ)」とし、既存モデル以上にデザインと走りを磨き、都会派のスポーティモデルであることを追求した。
また、全高を1545mmとすることで、都市部などに多い機械式立体駐車場への入庫を可能としたほか、先代のVEZEL RSにはなかった4WDを初めて設定し、幅広いニーズに対応した。
また、RS専用の内外装を施すことで、ひと目でスポーティであることが伝わるデザインを目指したエクステリアは、フロントバンパーロアーグリル、フロント・リアバンパーモールディングやドアロアーガーニッシュを採用し、ロー&ワイドを印象付けるフォルムを実現した。
また、専用のフロントグリルやRSエンブレム、ベルリナブラック+ダーク切削クリアの18インチアルミホイール、ブラックのドアミラーなどで、スポーティさを演出している。
インテリアは、黒を基調に赤のアクセントを付加し、室内空間でもスポーツを感じられるよう仕上げた。本革巻ステアリングホイールや、アームレストなど各所にレッドステッチを施したほか、インパネガーニッシュとドアライニングガーニッシュにはレッドカラーを採用。シート表皮には、上質かつ耐久性に優れたラックス スェードを採用、質感を高めた。
メカニズムの面ではRS専用のローダウンサスペンション、電動パワーステアリングの専用チューニングにより、さらなる車両安定性とドライバーの意思に応えるリニアなステアリングフィールを実現し、軽快な走りによる、クルマを操る喜びをオリジナルグレード以上に追求した。(編集担当:吉田恒)













