マツダ、ベトナムでの「Mazda2(マツダ デミオ)」の生産を開始

2011年08月31日 11:00

 マツダは30日、ベトナムにおいて「Mazda2(日本名:マツダ デミオ)」の生産(現地組立)を今年10月上旬に開始することを発表した。同国中部のクアンナム省ヌイタン地区に新設された「ヴィナマツダ社(Vina Mazda Automobile Manufacturing Co.,LTD)」の組立工場で組立を行う。同国内市場向けに年間約2,000台の生産が計画されており、マツダの主力商品の一つとなることが期待されている。

 マツダは、中長期施策の柱の一つである新興市場のビジネス成長を加速するため、ベトナム市場において「Mazda2」の現地組立を決定した。発表にてマツダの中峯勇二取締役 専務執行役員は、「ベトナムは30代以下の若年層を中心とした約9,000万人の人口規模を持つ有望な新興市場の一つであり、今後積極的なビジネス展開を計画しています。その第一弾として、今回「Mazda2」の現地組立を開始します。この「Mazda2」がマツダのブランド認知度を大いに高め、飛躍の原動力となることを期待しています」というコメントを発表している。

 組立てを行うヴィナマツダ社は、輸入完成車モデルの販売を行っている企業である。尚、同社は現地資本100%の自動車組立・販売会社であり、マツダとの資本関係はない。