原子力災害対策本部は宮城に続き、25日、福島、岩手、栃木の牛についても各県が責任を持って管理することを条件に、各県内において飼養される牛の県外への移動とと畜場への出荷を認めることとした。
枝野幸男官房長官が25日夕の記者会見で発表した。
また、枝野官房長官は福島県で汚染稲わらを給餌した経緯がないとされる牛の肉から暫定規制値を超える放射性セシウムが検出された事例について、福島県が原因を調べた結果、輸入した干しわらの管理不備により干しわらが汚染されたことが分かったとして、この農場が空間線量の高い地域にあったことをふまえ、近隣の24農場でも調査を行った結果、1農場について、出荷の牛の肉の追跡調査を行っている、とした。
また、枝野官房長官は牛の出荷は各県により管理された形で、安全性が確認されたもののみが出荷される」と語り、市場に出る牛についての安全性を強調した。
(編集担当:福角忠夫)