北澤防衛大臣が総理に相応しい人物像を語った

2011年08月24日 11:00

 北澤俊美防衛大臣は23日の記者会見で、事実上の総理を決める党の代表選立候補者について、相応しい人物像について「与党をしっかり掌握できる力量のある人で、自民党の昔流にいえば、党三役、特に幹事長をつとめた人、外務大臣、経済産業大臣を歴任した人なら一定の重みと安心感がある」と述べ、与党になって歴史が浅い民主党であることを踏まえて、「これに匹敵する見識、力量、肝力、そういうものを備えた人。それに身辺が清潔な人であること」と述べた。

 前原誠司前外務大臣については「我が国の次代を担う政治家として最有力の方。わたし自身も相当期待している」とし、「日本の国の将来にとって極めて有為な人材」と評したが、「今の政治状況からして立候補することが良いのかどうか」とさきに外国人献金問題で外務大臣を辞した経緯から、出馬のタイミングを危惧する配慮を見せた。

 前原前外相が国民的人気の高い逸材だけに、前原総理の下で総選挙を迎えたいと考える若手議員も少なくないと思われ、解散・総選挙のタイミングにあうのかどうかにも関心が寄せられる。
(編集担当:福角忠夫)