パナソニックとソニー、サムスン電子、X6D Limited(XPAND 3D)の4社は、「フルHD 3Dグラス・イニシアチブ」として、民生用アクティブシャッター方式の3Dメガネ(以下:3Dアクティブメガネ)に関する技術の標準化で提携することに合意した。パナ、ソニーなど4社、3Dアクティブメガネの標準化に合意。9日に共同でリリースを発表した。
フルHD画質での3Dを実現する3Dアクティブメガネは、テレビやPC、XPANDアクティブメガネ方式の3D劇場などの3Dディスプレイと3Dアクティブメガネとの間の通信方式には、Bluetoothをベースにした無線(RF)システムを利用するものと赤外線(IR)システムを利用するものがあるが、今回の合意によって統一された規格は、両方式に関連するものである。
技術の統一化を経て4社は、RFシステムを利用した3Dアクティブメガネ技術のライセンス開始に向けた開発に取り組む。さらに、今年9月を目処に「フルHD 3Dグラス・イニシアチブ」としてライセンスを開始する予定だ。また、IRまたはRFの新プロトコルを採用したユニバーサルグラスは来年に市場に導入され、今年販売されたアクティブメガネ方式の3Dテレビとの互換性を持つ予定となっている。