日経平均、前場は反発 5万9600円台まで上昇

2026年05月01日 11:49

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日経平均391円高 米株高で買い優勢

今回のニュースのポイント

5月1日前場の日経平均株価は、前日比391円12銭高の5万9,676円04銭で取引を終えました。前日の米国市場でおよそ790ドル高とダウ平均が大きく回復した流れを受け、寄り付き直後から指数寄与度の高い銘柄を中心に買いが入り、相場全体としてプラス圏でのスタートとなりました。前日に一時5万9,000円を割り込む場面もあったことから、下値を拾う動きや売り方の買い戻しが重なり上昇に拍車がかかった面もあるとみられます。一方で、心理的節目の6万円を前に戻り待ちの売りも目立ち、足踏みする状況もみられました。

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 5月1日前場の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比391円12銭高の5万9,676円04銭で取引を終えました。前日の米国市場で主要株価指数が大きく回復した流れを受け、寄り付き直後から指数寄与度の高い銘柄を中心に買いが入り、相場全体としてはプラス圏でのスタートとなりました。

 相場の背景には、外部環境の好転があります。前日の米国市場では、ダウ工業株30種平均が前日比でおよそ790ドル高と6営業日ぶりに大きく回復し、4万9,000ドル台後半で取引を終えました。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も上昇し、高値圏での動きが続きました。米金利の安定や投資家心理の改善を受け、東京市場でもリスクを選好する動きが優勢となりました。

 また、国内市場独自の要因として、前日までの急落に対する揺り戻しも指摘されています。前日の日経平均は632円安と沈み、後場には一時5万9,000円を割り込む場面もありました。前日までの調整で短期的には売りが先行していたこともあり、「目先は行き過ぎを修正する局面」との見方も出ています。短期筋のポジション調整が進んでいたことで、下値を拾う動きや売り方の買い戻しも重なり、上昇に拍車がかかった面もあるとみられます。

 ただし、前場の推移は「調整局面における自律反発」の範囲内との慎重な見方も根強く残っています。4月下旬には年初来高値となる6万900円台を意識する展開だったことを踏まえると、足元の戻りはまだ限定的です。実際、前場終値にかけては、6万円を意識した水準で戻り待ちの売りも目立ち、節目前に足踏みする場面も多く見られました。

 後場は、米株高という追い風を受けながらも、6万円台を挟んで「押し目を拾う動き」と「高値警戒による戻り売り」が交錯する展開が続くとみられます。この心理的節目を安定的に回復し維持できるかどうかが、目先の相場の方向性を見極める焦点となりそうです。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)