日経平均は120円安で反落 急騰後の利益確定売り優勢

2026年05月08日 15:37

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8日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、終値は前日比120円19銭安の6万2713円65銭となりました

今回のニュースのポイント

8日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日比120円19銭安の6万2713円65銭で取引を終えました。前日に1日の値上がり幅として歴代上位となる約3320円高を記録した直後ということもあり、利益確定売りが先行しました。一方で、下げ幅は前場より縮小しており、押し目買いも入りました。市場では急騰後の過熱感を冷ます調整局面との見方が広がっています。

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 8日の東京株式市場で、日経平均株価は反落しました。終値は前日比120円19銭安の6万2713円65銭でした。寄り付きから幅広い銘柄に売りが先行し、前日に1日の値上がり幅として歴代上位となる約3320円高を記録したことによる達成感から、利益確定を優先する動きが強まりました。

 前日の東京市場は、米国株高やAI関連投資への期待感などを背景に急騰し、日経平均は一時6万3000円台に乗せる大幅上昇となりました。しかし、その後の米国市場ではダウ平均やナスダック指数が反落。AI関連株を中心に高値警戒感が意識されたほか、中東情勢や米金融政策の行方を見極めたいとする思惑もあり、その流れが本日の日本株にも波及しました。

 もっとも、市場全体が急速に弱気へ傾いたわけではありません。前場では大きく下げたものの、後場には押し目買いも入り、下げ幅は大きく縮小しました。市場では「前日の急騰に対する自然な反動調整」との受け止めが多く、投資家心理そのものは大きく崩れていないとの見方が出ています。

 為替市場では、ドル円相場が156円台後半を中心に推移しました。円安基調そのものは維持されているものの、政府・日銀による為替介入への警戒感は根強く残っており、積極的な上値追いを抑える要因となっています。

また、直近、一部の主要市場で株価が急ピッチで上昇してきた後だけに、投資家の間では「一度冷静に相場を見極めたい」とする姿勢も広がっています。

 東京市場は、歴史的な急騰の直後という不安定な局面に入っています。短期的には値動きの荒い展開も想定されますが、市場では引き続き、企業業績や世界的なAI投資拡大への期待感が相場全体を支えるとの見方も根強く、調整を挟みながら次の方向感を探る展開が続きそうです。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)