大日本印刷が、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの学生の起業を支援して設立した合同会社マイアース・プロジェクトは、地球環境の大切さを学べるトレーディングカードゲーム『Ｍｙ Ｅａｒｔｈ（Ｒ）（マイアース）』の「入れかえ用パッケージ第３弾」を、８月１２日より発売する。
『Ｍｙ Ｅａｒｔｈ（Ｒ）（マイアース）』は、動物や昆虫などの「生き物」カードを用いて地球環境を守る側と、サンゴの白化や水涸れなどの「地球温暖化」カードを用いて地球環境を破壊する側に分かれて対戦することで、子供が楽しみながら環境問題を学べるトレーディングカードゲーム。「生き物」カードには食物連鎖や生物多様性などが、「地球温暖化」カードには温暖化の要因となる現象などが描かれ、”使わないときシャワーを止める”などの「人間の活動」カードが、環境を守る側と破壊する側の双方に影響を与える切り札として登場する。それぞれ関連性の強いカードの組み合わせを考えながらゲームを進めるうちに、生態系や地球環境への影響をわかりやすく体験、学習できるという仕組み。また、日頃生活者に認知されにくい企業のＣＳＲ活動や地球環境への取り組みなどを紹介するカードを、企業の協賛を得て作成・配布する仕組みも取り入れているという。
第３弾として登場するカードのパッケージは、マイアースに慣れ親しんだ中級者や上級者を対象としたもので、ゲームの流れに大きな影響を与える「人間の活動」カードが多く含まれており、環境に対する人間の関与をより意識させる製品。また、子供たちから寄せられたアイデアとイラストを採用したカードが登場し、その他の多くのカードについても、ユーザーからの要望を反映して設計するなど、ユーザー参加型の構成としている。
今後もマイアース・プロジェクトは、カードゲームの他、雑貨文具や知育玩具、ソーシャルメディアなどの媒体を活用。さまざまな社会問題に対して、生活者や組織が取り組みやすい仕組みを提供していく。
