ミサワホームは、8月17日から20日の4日間、中国上海市で開催される「2011上海国際建築建材産業総合展」の「2011上海国際木造エコ住宅博覧会」に出展する。これは国内住宅メーカーで唯一の参加であり、昨年に続き2度目の出展となるという。
中国では急激な経済成長により、ここ数年住宅建設ラッシュが続いている。中国国家統計局は、今年上半期の全国不動産開発投資額が前年同期比32.9%増の2兆6,250億元であり、その内住宅への投資額は同36.1%増の1兆8,641億元であったと発表。住宅建設が経済成長を牽引する中で、高級志向や健康志向が強い富裕層を中心に木造住宅の需要が高まっているという。
そのような中、上海市建築材料産業協会や上海世博集団などが主催する「2011上海国際建築建材産業総合展」は、中国で国際見本市連盟に認証された唯一の国際建築建材産業総合展。上海新国際博覧センターの4万平方メートルの展示スペースに世界各国から政府や団体が出展する他、建築建材に関するフォーラムが多数開催されている。「2011上海国際木造エコ住宅博覧会」は、同総合展を構成する展示会の一つであり、木造住宅の省エネルギーや快適な居住性、安全性等をテーマにしているという。
同社は、単独ブースと日本政府が設置する「ジャパンパビリオン」の2カ所にて、気密性と断熱性に優れた「木質パネル接着工法」をはじめ、木造軸組工法を基本に耐震性を高めた住宅「MJ Wood(エムジェイ・ウッド)」やリサイクル建材「M-Wood(エム・ウッド)」、地震エネルギーを最大半減できる制震装置「MGEO(エムジオ)」等、同社を代表する技術を展示。また日本政府が主催する「2011日中木材・木造建築セミナー」において、日本の建築技術として同社の住宅を紹介する。
今後も同社は海市場において人脈づくりや情報収集を図り、海外事業展開の可能性を検討していく。