丸紅は、シンガポールに丸紅グループ100%出資の再保険ブローカー会社「Marnix Insurance Brokers Asia Pte. Ltd.(以下、MIBA)」を設立し、営業を開始する。これにより、丸紅はシンガポールにMIBA、東京にマルニックス(以下、MRX)、ロンドンにロイズブローカーでもあるMarnix Europe Ltd.(以下、MEL)と、世界の主要な3保険市場に保険ブローカー子会社を構える体制となったという。
丸紅グループは、1990年にMELを設立、1997年にMRXを設立以降、世界中の日系企業を中心とする顧客に対し、主に資源、電力・インフラ、エネルギー分野において再保険仲介、及びリスクコンサルティングのサービスを提供してきた。シンガポールは、アセアン地域の経済成長に伴って再保険市場規模の拡大が続いており、国際的な主要保険会社・再保険会社が多数進出していることから、ロンドンと並ぶ世界でも重要な再保険市場と位置付けられている。今般、シンガポールに拠点を設立することで、シンガポールの再保険会社との関係強化を図るとともに、MRX・MELを通じて培った専門性・ノウハウを活かし、アセアン地域における再保険仲介ビジネスに本格参入する。
尚、MIBAはシンガポール初の日系100%資本再保険ブローカー会社となるという。