枝野幸男官房長官は4日夕の記者会見で、子ども手当の見直しで民主・自民・公明3党が合意をみたことについて「国会の状況を踏まえて各党間の意見が異なる中で、ぎりぎりの調整を行って、実現可能な着地点を見いだして頂けたものと考えている」との認識を示した。
枝野官房長官は「内閣として、この合意に従って必要な対応をしていきたい」と述べた。合意した内容は、子ども手当を廃止し、来年度から児童手当を復活させ、拡充する。また、所得制限を設け、来年6月分以降から適用する。所得制限の基準は年収960万円程度(夫婦と児童2人世帯)とするなど。
また、今年10月から来年3月までの半年間は特別措置法を設けて支給に対応する。支給額は3歳未満が1万5000円。3歳から12歳の第1子と第2子は1万円。第3子以降は1万5000円。中学生は1万円で合意した。
(編集担当:福角忠夫)