東芝は産業革新機構(以下、INCJ)と、スマートメーターの製造、販売を行うスイスのランディス・ギア社(以下 L+G社)への共同投資に関わる契約を締結したという。
この契約により、INCJは、スイスに新たに設立するL+G社の管理運営を行う持株会社に対して6億8000万米ドルを出資し、持株会社の株式の40%を取得。この結果、同社の出資比率は60%、出資額は10億2000万米ドルとなり、L+G社の純負債額等6億米ドルを含めた当社の買収に伴う総費用は16億2000万米ドルとなる。
同社は、5月19日のL+G社の全株式の取得に関する契約締結以降、資本パートナーとなる企業を募ってきた。INCJは環境やエネルギー等のインフラ関連分野において革新性を有する事業や海外企業の買収等による海外展開などに対して積極的に投資を行っており、L+G社買収を核としたスマートグリッド及びスマートコミュニティ事業のグローバル展開を目指す当社と方向性が一致したため共同投資に合意したという。
今後も同社は、出資比率50%超を維持することを前提として、他の資本パートナーとなる企業を募る構えだ。