インドと日本の間で両国企業のレアアース共同生産・輸出に関する政府間覚書が18日までに交わされた。
インドのインディアン・レアアース社と日本の豊田通商が協力して、合弁会社でレアアースの共同生産と輸出を行うもので、来年の早い時期に生産・輸出を始める。
年間4000トン超を日本に輸出する見込みで、中国依存率を下げることにもつながる。年間4000トンは日本の年間需要の1割強に相当する。
資源エネルギー庁によると、2年前、当時の菅総理とシン首相との間でレアアース開発での協力の可能性を探ることで合意し、昨年末に野田総理とシン首相とのトップ会談で両国企業で共同生産や輸出を極力早期に行うことに合意し、4月に枝野経済産業大臣がインドへシン首相を訪ね、直接に最終調整をすすめたことから実施が決まった。(編集担当:森高龍二)