ミサワホーム、生活エネルギーのSNS「エネココ」を8月にスタート

2011年06月29日 11:00

 年々のエネルギー志向の高まりに加え、東日本大震災をきっかけにエネルギー問題への関心がより高まっている中、公共機関や企業だけでなく各家庭での省エネ活動も注目を集めている。そんな中、住宅大手のミサワホームは28日、家庭内の全エネルギーの使用状況を表示できるカラーエネルギー表示器にインターネット回線による通信機能を付加した新機種「enecoco(エネココ)モニター」を発売した。さらに、これを利用し、スマートフォンやパソコンによって省エネ活動に取り組める、生活エネルギーのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「enecoco(エネココ)」を8月からスタートすることも発表している。

 これまで同社では、グラフ表示や目標設定・比較などの「見える化」メニューを用意していたが、新機種の「enecocoモニター」では、家庭内の全エネルギーデータをインターネット回線で取得することが可能となり、これらに加えて「おかえりアラーム」「エネウォッチ」「ファミリーノート」「みんなのノート」など、多彩なメニューを展開することで、省エネ活動の実績や意見を投稿し、ユーザー同士がつながることができる「生活エネルギーのSNSプラットホーム」を構築することが可能となった。

 同社はこれまでにも、世界初のゼロ・エネルギー住宅「HYBRID‐Z(ハイブリッド・ゼット)」やLCCO2マイナスを実現できる「ECO Flagship Model(エコフラッグシップモデル)」などのエネルギー効率を追求した住宅を開発してきた。今回の発表では、今後もこの「enecoco」のメニューを充実させながら、主に家庭内だけで利用されるHEMSを発展させることで、社会全体の省エネ活動を推進していくことを宣言している。