パナソニックグループ、 「2011広州国際照明展覧会」に出展

2011年06月13日 11:00

 パナソニックグループは、6月9日から12日までの間、中華人民共和国広東省広州市の広州国際会議展覧センターで開催されている「2011広州国際照明展覧会」に出展している。

 展示会には、今後、中国で販売予定のLED照明や蛍光灯など高効率な照明器具やランプなどの新製品を展示するほか、日本市場で販売している光の質にこだわった最新のLED照明などを紹介。また、4月にイタリアで開催された世界最大級の国際家具見本市ミラノサローネに出展したLED照明を使った展示の一部を再現するという。

 同グループでは、1987年に中国に初めて合弁会社を設立し、以来、「中国への貢献」という考え方を基本として、中国での事業を進めてきた。その後、照明事業としては、パナソニック電工が1993年に照明器具などを製造する合弁会社を北京に設立。1995年にはパナソニックが北京の子会社でランプの製造を開始し、2001年にランプ製造子会社を設立するなど、グループで照明器具やランプ、照明デバイスなどの製造拠点(インフラ)の強化を進めてきたという。さらに2005年には上海に中国生活研究センターを設立。中国に根ざした商品開発のための情報収集をおこない、より中国の生活様式に適合した製品の開発に役立てている。

 今後、パナソニックグループならではの『強みの技術』である「省エネ技術」「ソフト技術」「モノづくり・品質管理技術」と、中国におけるデバイス・ランプ・器具の企画・開発・製造・販売までの「現地一貫体制」という『強みのインフラ』とのシナジーを最大限に発揮し、中国でのLED 照明を中心とする照明事業の本格展開を通じて、省エネに貢献するとともに、快適な照明空間を提案していく。

 これにより同グループは、中国での照明事業の売上高を、2015年度には2009年度実績比約5倍を目指し、さらに、中国照明事業のLED照明比率については、2015年度に60%以上を目指すという。