凸版印刷をはじめとするトッパングループは、被災地の仮設住宅地域を巡回する移動図書館「ブックワゴン」を7月11日よりスタートする。
「ブックワゴン」は、「自分の仕事に関連することで被災者の方を元気づけられないか」、「本に触れていただくことで『心のケア』の一助になれば」といった社員のおもいから企画された取り組み。社内で参加者を公募し、社員が図書の貸し出し業務などブックワゴンのスタッフとして活動するという
貸し出し図書は、文学、科学、技術、ビジネス関連の専門書から、現地でニーズがある実用書や芸術、エンターテインメント、児童書、絵本に至る幅広いジャンルの図書を積載する予定。これに向け、凸版印刷の全国の事業所で、社員が自分のおもいを込めて推薦する図書の募集も開始している。
さらに、継続的な支援活動として、利用者の意見を取り入れながら、ブックワゴンと一緒に提供が可能な参加型のワークショップなどのサービスやイベントを運営・拡充。今後、トッパングループは「ブックワゴン」を通じ、復興に向けて歩みだす被災者が集い、本とふれあい、コミュニケーションを図ることができる場を提供していくという。