DyDo、震災の影響も受けるも営業利益は前年同期を上回る

2011年05月24日 11:00

 ダイドードリンコは5月23日、平成24年1月期の第1四半期の業績を発表した。売上高は335億8900万円(前年同期比6.6%減)、営業利益12億9700万円(前年同期比6.3%増)、経常利益11億3900万円(前年同期比4.9%増)となり、四半期純損失は、震災に伴う特別損失等を計上し、5億2400万円(前年同期は4億4700万円の四半期純利益)となっている。

 同社は3月11日に発生した東日本大震災の被害額として、9億300万円を特別損失として計上している。これは東北地方や関東地方に所在する営業所等における自動販売機及び商品在庫などの減失、及び震災に関する復旧費用の相当額を計上したことによるもの。また、平成24年1月期の第2四半期累計期間及び通期の連結業績予想については、大震災の影響やその後の東京電力管内における一部に自動販売機の冷却停止装置などの節電対策の影響などにより、現時点では定量的把握が困難であり、合理的な算出ができない状況にある。今後、予測が可能となった時点で、速やかに修正予測を公表するという。