ホンダ、グーグルとヤフーに被災地の渋滞実績情報を提供、ネットで公開

2011年05月10日 11:00

 ホンダは、東日本大震災の被災地にて、居住者やボランティアなどのよりスムーズな移動を支援するため、すでにインターネット上にて提供している被災地域の通行実績情報に加え、現地の道路通行状況を把握するための「渋滞実績情報」をGoogleおよびYahoo!JAPANに提供し、4月27日よりそれぞれが運営するサイトの地図上で公開している。

 今回新たに提供した「渋滞実績情報」は、ホンダの「インターナビ・リンク プレミアムクラブ」(ホンダ独自の双方向情報ネットワークサービスで、2008年10月よりパイオニアのカーナビゲーションシステムと走行軌跡データを相互に活用している。2011年3月末時点の会員数は130万人)会員の車両から収集した走行実績データ「フローティングカーデータ」のうち、前日の渋滞情報を処理したもので、Googleは「Google自動車通行実績情報マップ」に、Yahoo!JAPANは「Yahoo!地図」に公開している。

 ホンダはすでに、3月12日より「フローティングカーデータ」を活用した通行実績情報を公開しており、この通行実績情報を活用した地図を「Google自動車通行実績情報マップ」および「Yahoo!地図」として公開している。