大畠幸宏国土交通大臣は29日の衆議院予算委員会で、東日本大震災で甚大な被害を受けた東北地方の復興に向けて「災害に強いふるさとづくりを基本に、従前より、よりよいふるさとがつくれるようにしていきたい」と語るとともに、地元の希望を大事にするため、幾つかのメニューを示し、選択できるよう進めている旨を語った。
大畠国交相はこうしたメニューづくりを、三井辨雄副大臣を中心にすすめている旨を語り、復興構想会議に提言したいとした。畑浩治衆議院議員(民主党、岩手県2区選出)の質問に答えた。
また、畑議員は、復興財源問題について「増税は経済に悪影響を及ぼす。5年くらい増税はすべきでない」として政府の考えを質した。野田佳彦財務大臣は「(復興対策の)規模が明らかになったとき、歳出や歳入の議論を丁寧にやっていくべき」とし、増税に余地を残した。菅直人総理は「復興には相当程度の財源が必要になる。思い切った財政出動が必要」と語った。(編集担当:福角忠夫)