仮設住宅 8月末には7万2290戸完成見込み

2011年04月20日 11:00

 東日本大震災の被災者支援で特に急がれている応急仮設住宅について、国土交通省緊急災害対策本部住宅局は19日、住宅の発注計画を発表した。8月末には被災地から現在要請されている7万2290戸が完成する予定。

 それによると、住宅生産団体連合会が5月6日までに3万戸以上の生産能力を確保できたとしており、これを受けて5月中に3万戸以上を完成させることが可能になるとしている。

 また、8月中には累計で6万2290戸を完成させることが可能で、県内業者建設分や輸入住宅分の1万戸を加えると現在要請されている7万2290戸を満たせるという。

 なお、国土交通省が4月18日午後1時現在で自治体から確認や報告で把握している数値では、最も課題とされている用地の確保が2万6000戸分で確保され、これまでに265戸が完成、1万1273戸が着工、4970戸が着工予定の段階に入っているとしている。
(編集担当:福角忠夫)