ファンケルの製造拠点に京セラの最新の太陽電池モジュールを導入

2011年04月19日 11:00

 ファンケルと京セラは15日、ファンケルグループの化粧品製造拠点である滋賀県蒲生郡日野町のファンケル美健滋賀工場に導入した、京セラの太陽光発電システムが稼動を開始したことを発表した。出力は滋賀県では最大規模の371kWのとなる。

 同工場に採用された太陽光発電システムには、「平成22年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰(技術開発・製品部門)」を受賞した京セラの最新の高効率太陽電池モジュール「KS2381P‐3CFCA」が採用されており、これは国内では初となる。年間352,765kWhの発電量(同工場で使用される電力の約13%)をまかなう予定で、CO2の排出削減量は年間約129トンを見込む。

 ファンケルは、同工場を環境にやさしいエコ工場と位置付け、これまでもゼロエミッション(再資源化)活動の徹底などに取り組んでおり、太陽光発電システムの導入や液化天然ガスへの切り替えによって、地球環境に配慮した製造工程や工場施設の実現を目指している。そういった取り組みを社内のみならず訪れた人にも広く知ってもらうため、工場正面に太陽電池モジュールを設置したほか、同システムによる発電電力量を工場正門脇に設置した発電モニターでリアルタイムに表示するなどの取り組みを行っている。