菅直人総理は18日の参議院予算委員会・東日本大震災に対する集中審議でトップリーダーとしての自己採点を求められ「渦中にあるなかで、採点する時期でない」としながらも「菅内閣の責任者として、早い段階で自衛隊の派遣を行い、警察、消防、海上保安庁を動員。国民から一定の評価を頂いていると思う」と震災・津波被害への初動対応には及第点を頂いているとの認識を示した。反面、原子力発電事故に対する対応については「厳しい評価だと思う」とし「評価は歴史に待ちたい(委ねたい)」とした。片山虎之助元総務大臣(たちあがれ日本)の質問に答えた。
また、片山氏が「一生懸命やっているのは分かるけれども、復興の道筋をつけた段階で次に譲ることも選択だと思う」と総理に辞職の時期を提起したのに対し、菅総理は「(片山氏の提案は)私なりに重い意味を持っていると思うが、復興・復旧・財政再建の道筋をつければ政治家として本望」とし、東日本大震災からの復旧・復興への道筋とともに、震災前から課題にあげてきた財政再建への道筋が出来るまで総理として陣頭指揮をとっていきたいとの考えを示した。
(編集担当:福角忠夫)