船舶機器総合メーカーの古野電気は1日、東日本大震災によって建物および設備に損傷を受け、業務を一時停止していた、舶用機器事業部東北支店八戸営業所(青森県八戸市、八戸サービスステーション同所)が、事業所の機能が仮復旧を受け同日より業務を再開したことを発表した。同時に、建物および設備の被害が大きかった石巻営業所(宮城県石巻市)と気仙沼サービスステーション(宮城県気仙沼市)は現在もまだ復旧作業に努めており、この2事業所の業務は、当面の間、八戸営業所ならびに八戸サービスステーションにて代行する。
同社は被災者の救援および被災地の復興を目的に、日本赤十字社を通じて義援金1,000万円を寄付するほか、社員による募金活動を行っている。さらに、石巻営業所の一部を近隣被災者の受け入れ避難所として開放するなど、被災者および被災地域に対して力強い支援活動を行っている。