枝野幸男官房長官は東北地方太平洋沖地震の被災につけ込んだ詐欺的犯罪などの防止対策へ、被災地における安心・安全の確保を図るためのワーキングチーム初会合を1日開き、総合的な対策の強化推進の枠組みをつくったことを明らかにした。
ワーキングチームは政府の犯罪対策閣僚会議の下に位置づけられている。枝野官房長官は「お互い助け合って乗り切っていこうと頑張って頂いている中で、被災につけ込む犯罪を許してはならない」と犯罪防止に意欲を示した。
福島県警では被災地域での略奪行為などの発生はないが、震災に便乗した家屋修理や瓦礫の後片付け、電気やガスの点検にかこつけ高額な金額を要求する悪質商法の事案や義援金詐欺事案の相談が寄せられており、こうした被害に遭わないよう、良く相手方を確認するなど、注意してほしいと呼びかけている。
(編集担当:福角忠夫)