三菱マテリアルは28日、東日本大震災による被災状況に関する発表(第2報)を行った。
13日に行われた発表(第1報)では、同社事業所の岩手工場(岩手県一関市)、秋田製錬所(秋田県秋田市)、筑波製作所(茨城県常総市)、いわき製作所(福島県いわき市)、加えて同社連結子会社の事業所である細倉金属鉱業(宮城県栗原市)、小名浜製錬小名浜製錬所(福島県いわき市)、日本新金属秋田工場(秋田県秋田市)、三菱マテリアル電子化成(秋田県秋田市)の計8事業所が、停電や断水、ならびに建物および設備の損傷等の被害によって操業を停止していることを報告していた。
今回発表された第2報では、上記8事業所の現在の操業状況について、岩手工場、秋田製錬所、日本新金属秋田工場、三菱マテリアル電子化成の4事業所について、重油等の不足による影響はあるものの既に操業を再開、または一部再開をしていること。細倉金属鉱業は、燃料事情が好転次第、操業再開を見込んでいること。筑波製作所といわき製作所の2事業所が建物および設備の一部に損傷を受けているものの、現在復旧作業を進めており、早期の操業再開を目指していること。小名浜製錬小名浜製錬所が、建物および設備に損傷を受けており、現在復旧調査を進めるとともに操業再開計画を策定していることが発表されている。
尚、同社は25日、今回の地震の被災地と被災者の復興を目的とし、2億円の義援金を拠出し、さらに社員に対し義援金を募っていることも発表している。